前回、「タイムスリップできるジャケット&ベスト」と題した記事を書きましたが、
こちらは本当にタイムスリップしてきた素材が手に入ってしまいました!!!!!

先日、ドーメルから届いた荷物を開けてみると・・・注文した覚えのない生地が5着分。

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注文してないけどなぁ・・・  ん!?なななんだぁ!!!この生地はぁ!!!(ToT)/(ToT)/(ToT)/

生地の耳には「SPORTEX」と「TONIK」の文字が・・・ それも相当ビンテージものの色柄&質感!!!!!

急いでドーメルジャポンへ電話をすると、

担当者:「黒木さんが、ビンテージ素材好きで探してあるとドーメルマン様から連絡がありまして、
     そこでフランスのドーメル本社倉庫を探したらありましたもので、お送りさせていただきました。」

私:「そうでしたか!ありがとうございます。全部頂きます!」

6月から居候を続けるドーメルマン様が、私を思ってビンテージ生地を探されていたとは!(ToT)



さて、どんな生地かをご紹介!!!

これが恐らく今回の中で一番古い生地だと思われる SPORTEX(スポテックス) です。

SPORTEXは1922年、ドーメルファミリーのザビエル・ドーメル(Xavier Dormeuil)が誕生した年に「スポーツ用」生地として発表されました。耐久性と快適性を同時に追求したこの素材は当時の偉大なゴルファー達によって着用され、その後各国の王室に正装用として用いられ英国の多くの紳士に正装スーツ服地として愛用されました。今でこそ当たり前となっている耳文字(生地の両端の部分にジャガード織にて生地名、メーカー等を明記)は、ドーメル社が考案、開始した革新的なアイデア・技術で、その最初の服地がなんとこのスポテックスです。しかもこの赤文字(秋冬物)が世界で最初に世に出ました!(ToT)/

ドーメル本社の方でも正確に何年の生地とは分からないそうですが、いずれにしろ初期の頃だろうとのこと。
とすると、70〜90年位前の生地ですかぁ!!!びっくり!!!正真正銘のタイムスリップ素材です!!!
本社倉庫に眠っていたことと、やはり昔の撚りの強い糸と低速織機で生み出された生地は丈夫さが桁違い!
まるで痛みなど無い極上物です!凄い!色柄雰囲気共に最高!!! (ToT)/

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同じ SPORTEX でも青文字の耳は春夏物です。
とは言え、この生地感は現代の感覚だと間違いなく秋冬物です。(^_^;)

そして耳をよく見ると、あわや独立の「MADE IN SCOTLAND」です!
もちろん現在のドーメルの生地の耳は「MADE IN ENGLAND」なので、これだけでも歴史を感じます。

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このウインドーペーン、これはイイぃ!!!!!私が作りたい!!!作ろうかなぁ (ToT)/

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残り2着は、あの!TONIK(トニック)!!!

TONIKは、1957年に発表されたドーメルを代表するモヘア服地ですが、この服地が完成した時にジン・トニックで祝杯を上げたことが名前の由来になったことは、よく知られているエピソードです。現在でもTONIKの名を冠したシリーズが形をかえながらも展開しているまさにドーメルのシンボルなのです!

しかし、当時のTONIKはメリノウール糸を2PLYでタテ糸とし、ヨコ糸にこのフライヤーモヘア糸を3PLYで使っていましたが、現在はヨコ糸1PLYと2PLYの2シリーズで展開しているので3PLYの鬼のようなハリは少々なりをひそめいている感じ。では!この2着のTONIKはどうか・・・糸の撚りをほどいてみると・・・うわぁ、やっぱり3PLYだぁ〜!!!!!いいぞぉ!!!!これぞビンテージTONIK!!!!

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この2着もおそらく50年程前に織られた生地でしょう。それにしても驚異的に極上物!!!

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もちろん、それぞれ一着限りの超!デッドストックものですから、気になる方はお早めに覗きに来て下さいね!

それにしても興奮冷めやらぬ状況で長文になってしまいました。 (ToT)/







あっ!!そう言えば、まだドーメルマン様にお礼を言ってなかった!!!









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「やっぱビンテージの寝心地がオレ好きっちゃんねぇ〜。こりゃよかとば送ってくれたバイ。」

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