2011.04.19 礼装について
礼装についても意外と知る機会がないかと思いましたので、これについてもちょっとご紹介!

礼服には「①正礼装」「②準礼装」「③略礼装」と、大きく3つのランクに分けられます。

 スーツの遍歴をみても分かるように、正装は時を重ねるに変化を遂げております。また、日本においては更に独自の礼装のスタンダードが定着し、世界基準の礼装とはかけ離れた部分もありますので、海外での礼装の場にご出席の方はくれぐれもご注意くださいね。

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①正礼装
現在において、この正礼装のドレスコードで案内される場面は、皇室や外交官レベルの社交界などでもない限りありえません。ただ唯一、身近なところで目にする機会があるのは、結婚式での新郎やその父親が着用される場面ではないでしょうか。(万一!?このクラスのドレスコードの招待状が届いた場合は、その他の決まりごとも当然あると思われますので、主催者に確認をとられることをお勧めいたします。)
招待状服装指定には「Most formal」「White tie」「Cravate blanche」などの表記の場合。

 昼:[モーニングコート]+[ベスト]+[コールズボン(黒とグレーの縦縞)]
 夜:[燕尾服(テールコート)]+[ベスト]+[側章付きズボン]

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②準礼装
日本においては、「ディレクターズスーツ」や「ディナージャケット(タキシード)」などの準礼装はまだまだ一般的ではありませんが、近年、グローバル化の流れのせいかブラックスーツより格上の準礼装が日本でも徐々にお目にかかるようになってまいりました。特に、結婚式などにおいて主賓や兄弟として出席される場合などには相応しい礼装です。(タキシードはアメリカでの呼び名で、イギリスではディナージャケットと呼ぶ。また、フランスやドイツではスモーキングと呼びます。)招待状服装指定には「Black tie」「Cravate noire」などの表記の場合。

 昼:ディレクターズスーツ=[ブラックの上着]+[ベスト]+[コールズボン(黒とグレーの縦縞)]
 夜:[ディナージャケット]+[ベストまたはカマーバンド]+[側章付きズボン]
 ※準礼装、正礼装ともズボンはサスペンダー着用が原則。

 準礼装は、正礼装ほど細部にわたり厳格に決まりがなく着こなしに幅があるのですが、その分、フォーマルと個性を両立させた着こなしが求められ、難しくも楽しい装いなのです。(但し、準礼装がまだ一般的でない日本においては、フォーマル重視が無難でしょう。)

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③略礼服
日本において礼装(礼服)の認識は、一般的にはこの略礼服のブラックスーツのみを連想されるのではないでしょうか。昼夜問わず、ネクタイの白か黒で慶事弔事も問わないこの大変便利な略礼服の着こなしは、日本独特のものですので、海外では注意が必要です。弔事において、ブラックスーツに黒ネクタイは世界共通ですが、結婚式などの慶事において、ブラックスーツに白ネクタイというのは海外ではNGです。また、シングル上下にベスト着用のスリーピースで着るのが略礼服であっても望ましいものです。

 招待状に「平服でお越し下さい。」とありましたら、平服=私服ではありません。この場合は、礼装(正礼装・準礼装)でなくてよいという意味合いです。

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