大好評!!「野田が世界をゆく!!(ピッティ2016編)」の連載が続いておりますが、
ちょっと野田くんが大忙しなので、お休みさせて頂いて私の方からのご報告です。



私の今回のイタリアの旅で一番の収穫は、ミラノで活躍する二人のサルト(テーラー)、

サルトリア・CRESENTの河合聡輝氏 と サルトリア・INOUE YUKIの井上勇樹氏と直接お話できたことでした。

共にイタリアの有名サルトのカラチェニで修行をした後に独立され、

現在はそれぞれミラノに工房をおいて活躍をされております。



雑誌でも取り上げられるお二方で、しかもファッション最先端の都ミラノで工房を構えてあるので、

さぞかし、オシャレ番長でバリバリに尖った方なのでは?と恐る恐る(^_^;)工房にお邪魔をさせて頂いたのですが・・・

それが驚くほど、どちらも超!紳士的で穏やかな方々でした!!ホッとしました!!(*^O^*)/



最初に訪れたのが河合氏の工房。

ご自宅と兼ねた工房は、静かなミラノ郊外のマンションの一室にありました。

早速、名刺交換をすると「あっ!黒木さんですか!」とのこと。

なんで私のことをご存じなのかお尋ねすると、

現在、ナポリのジェンナーロ・ソリートで修行中の寺山さんと河合氏が知り合いになって、
(詳しくは以前のブログを→http://kurokibespokeroom.blog55.fc2.com/blog-entry-702.html)

その後、ちらほら私をFacebookで見かけられてた模様。SNSは本当に世界を近づけますね。(*^O^*)

お陰で一気に親近感がわき打ち解けました!

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ゲストルームには、着分の生地とバンチブック、一体のボディにかかったジャケット、そして大きな鏡。
室内は驚くほどすっきりとしています。

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工房の方も驚くほどすっきり片付いています!というより無駄な物が一切無いという感じ。
通常、縫製の現場は生地の端切れなどが結構あふれているものなのですが。(^_^;)

でも、無駄の無い空間の感じは、河合氏ご本人の凛とした雰囲気とスーツに対する哲学を聞けば納得でした。

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河合氏の創り出すスーツは、クラシックかつシャープな雰囲気漂うもので、
人柄がそのままスーツ作りに表れている感じです。

また、スーツのお話しをされる中で、「文化」という言葉をときおり使われることが印象的でしたし、クラシックのスタイルから逸脱すること無く、流行ファッションとの距離を意識したあたりも共感できるものでした。

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手作業で行われる衿のハザシなんかは気が遠くなる作業です。そして、仕上がるのは月に7着位。(^_^;)
針と糸とハサミとアイロン。そして一台のみのシンプルなミシン。これぞスーツ作りの原点といった感じです。

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お話しの中で、それこそ「文化」の違いを感じたのが、
「特にこれといった理由が無くても、そろそろ一着仕立てておこうかな。」というような感じお客様がイタリアには多いとのこと。勿論、裕福な方がお客様という事はありますが、それだけ服を誂えるということが特別なことでは無く日常に浸透しているというのは、なんとも良い感じです。(*^O^*)

更に納期に関しても半年から1年かかるので、仕上がったら連絡しますねと言う具合で、「仕上がった時が納期です」という感じ。(^_^;) 一ヶ月以上かかると「遅いよ!!」と怒られる日本って、もしかしたらオーダースーツもファストファッション化しているのかも。(ToT)

イタリアに限らずヨーロッパに行って感じるのが、人々のゆったりとした生活のスピード感。明らかに、せかせかしている日本人のライフスタイルとは違います!ここはヨーロッパを見習わないと損してますね!

よーし!野田くん!率先して我々が日本人にゆとりをもたらしていこうじゃないかぁ!・・・固まってないかい。(^_^;)
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